モデル内と図面内で、オブジェクトのコピーおよび移動の基本的な機能は同じです。オブジェクトのコピーや移動を平行、回転、またはミラー等の操作から行うことができます。
オブジェクトの複製
サイズおよび方向が同じ2つのオブジェクトが存在する場合は、重複と見なされます。オブジェクトをコピーおよび移動したとき、または既存の部材と同じ場所に新しい部材を作成したときには、 Tekla Structures によって重複オブジェクトがないかチェックされます。重複が見つかった場合は、重複オブジェクトをそのままにするか削除するかを選択できます。
詳細設定 XS_DUPLICATE_CHECK_LIMIT_FOR_COPY_AND_MOVE を使用して、オブジェクトをコピーまたは移動したときに重複としてカウントするオブジェクトの最大数を定義できます。
注: この機能は、[ オブジェクトの配列化 (29) ] コンポーネントなど、モデリング ツールを使用してコピーされたオブジェクトには適用できません。
接続されているオブジェクト
別の部材 (ボルトやジョイントなど) に接続されているオブジェクトをコピーする場合、 Tekla Structures は、コピーするそれらのオブジェクトに適した新しいメイン部材を探します。 見つからない場合は、接続されているオブジェクトの一部がまったくコピーされない場合があります。 コピー後に、すべてのオブジェクトが正しくコピーされていることを確認してください。
製品およびキャストユニット
Tekla Structures では、製品またはキャストユニットからオブジェクトをコピーまたは移動すると、可能であれば製品構造もコピーされます。たとえば、サブアセンブリは、コピー先で親オブジェクトが見つかればサブアセンブリとしてコピーされます。
鉄筋および仕上げ材
鉄筋や仕上げ材をコピーまたは移動し、これらをコピー先または移動先の部材に適応させるには、次の条件を満たしている必要があります。
図面オブジェクト
縮尺が異なる図面ビュー間で、オブジェクトをコピーおよび移動できます。