シンボルは、図面(たとえば、個別のオブジェクトとして)、マーク、オブジェクト表現、および引出し線の矢印で使用できます。シンボルはシンボルエディタで作成および編集できます。
シンボルエディタ
シンボル エディターを開くには、 をクリックします。シンボル エディターでは、新しいシンボル ファイルの作成、およびシンボルの作成や変更を実行できます。
図面モードの [ シンボルファイル ] ダイアログ ボックスでは、使用中のシンボル ファイルを変更できます。またこのダイアログ ボックスから、シンボル エディターにアクセスすることもできます。
新しいシンボルを作成したり、既存のシンボルを変更できるように、『 シンボルエディタユーザーズガイド 』を参照することをお勧めします。
Tekla Structures アプリケーションに付属する元のシンボルファイルは変更しないようにすることを強くお勧めします。 シンボルを変更する必要がある場合は、元のシンボルファイルをコピーし、そのコピーに対して変更を行ってください。元のシンボルファイルは元のままにしておいてください。
シンボルが保護されたフォルダにある場合、シンボルは読み取り専用です。管理者でない場合、保護されたフォルダに変更したシンボルを保存することはできません。 その場合、管理者として Tekla Structures にログインしてください。
シンボルファイルの検索順序
シンボル ファイル ( .sym ) は、次のフォルダーから次の順序で検索されます。
すべての DXK_SYMBOLPATH フォルダー
詳細設定 DXK_SYMBOLPATH は環境初期化ファイル <your_environment> .ini および Tekla Structures 初期化ファイル teklastructures.ini で定義されます。
別の方法として、モデル フォルダの options.ini に独自の DXK_SYMBOLPATH を追加し、そこで独自のシンボル フォルダを定義することもできます。そこには、 <your_environment> .ini ファイルに含まれているパス設定も追加する必要がある点に注意してください。
DXK_SYMBOLPATH 定義を含む .ini ファイルの読み取り順序:
1. teklastructures.ini
2. <your_environment> .ini
3. options.ini
現在のモデル フォルダー
必要な追加のシンボル ファイルをここに追加します。
見つかったすべてのシンボル ファイルを Tekla Structures で使用できます。重複するファイル名が存在する場合、最初に見つかった名前が使用され、他は破棄されます。モデル フォルダーに DXK_SYMBOLPATH の他のシンボル ファイルと同じ名前を持つシンボル ファイルが含まれる場合、モデル フォルダーにあるシンボル ファイルが破棄されます。
溶接記号を一時的に上書きする例
モデル フォルダーの options.ini ファイルに独自のシンボル パスを永久に追加する必要がない場合は、一時的にシンボルを上書きできます。この例では、モデル フォルダーにあるカスタマイズしたシンボルで溶接記号を一時的に上書きします。
- 最初に ts_welds.sym にある シンボルをカスタマイズします 。
- モデル フォルダー C:\TeklaStructuresModels\ <mymodel> にある編集した ts_welds.sym をコピーします。
- モデル フォルダーにある options.ini ファイルを開き、行 DXK_SYMBOLPATH=C:\ TeklaStructuresModels\ <mymodel> ; C:\TeklaStructures\2017\Environments\common\symbols; およびローカル環境にある他のシンボル フォルダーを追加します。