作業領域が非常に広くなった場合の修正方法
モデリング作業の中で、[作業領域をモデルにフィット]コマンドや、オブジェクトのコピー・移動操作時に表示される確認ダイアログから、モデルの作業領域を調整すると、作業領域が非常に大きな範囲になってしまうことがあります。
作業領域が非常に大きな領域になってしまう原因については様々な事柄がありますが、以下の方法でモデルを確認することで、作業領域を適切なサイズに戻すことができます。
参照モデルの確認
モデル上に参照モデルを挿入後、作業領域が広くなってしまった場合、参照モデルとして挿入したCADデータで非常に離れた位置に非表示化された線や点等といったデータが含まれている場合があります。CADデータを参照モデルとして挿入する前には、元のCADデータ上で、不要なデータがないか、非表示化された点や線といったのデータがないかを確認してから、モデル上に配置するようにしてください。
モデルビュー上での確認
部材や点、補助線や補助円等をコピーや移動した際の、距離やコピー回数等の入力ミスでオブジェクトが不正な位置に配置されている可能性があります。[遠いオブジェクトの検索]コマンドでも、対象となるオブジェクトの検索は可能ですが、以下の手順でモデルビュー上でも確認することはできます。
1. 確認用のモデルビューを作成します。
メニュー[ビュー]>[モデルビューの作成]>[全体座標軸]または で、
モデルビューを作成します。
2. 作成した確認用ビューの設定を調整します。
作成したビューのプロパティダイアログを呼び出し、以下の項目をチェックして、ビュー上にすべてのオブジェクトが表示された状態にします。
・ビューデプスの上方・下方の値(ビュー上の表示範囲を作業領域に合わせます。)
ボタンで表示設定のダイアログを表示し、[設定]タブ上ですべてのオブジェクトが表示されていることと、[アドバンスド設定]で部材軸や部材参照軸が表示されていることを確認します。
部材軸や部材参照軸を表示することで、不正なプロファイル等が設定された部材の検索が容易になります。
ボタンで、ビューフィルタのダイアログを表示し、ビューに対してフィルタリングの設定等がなされていないことを確認します。
3. モデルビュー上に不正な補助線や部材などオブジェクトがないか確認します。
ツールによる確認
上記のモデルビューでの確認では、補助点や非常に小さな部材等を見つけることは困難な作業となります。離れた位置にある、小さなオブジェクトによって作業領域が拡大されている場合には、メニュー[ツール]>[モデルのエラーチェックと修復]>[遠いオブジェクトの検索]で確認することができます。
1. 確認用のモデルビューを作成し、ビューの設定を確認します。
前項”モデルビュー上での確認”でご紹介した手順を同様に、確認用のビューを作成し、プロパティダイアログ上で設定をッ確認します。
2. コマンドを実行し、リストダイアログ上のID情報を選択して、内容を確認します。
メニュー[ツール]>[モデルのエラーチェックと修復]>[遠いオブジェクトの検索]を実行し、リストダイアログ上のID情報を選択し、モデルビュー上で内容を確認します。
本コマンドについては、テクラ・ユーザーアシスタンスの[遠くにあるオブジェクトの検索]に、リストダイアログ上でのオブジェクトの選択時に利用できる操作については、[ログやレポートの表示に役立つショートカット] 詳細な説明が記載されております。
また、早わかりFAQでも[作業領域の調整方法]として説明を掲載しております。
レポートでの確認
日本環境では、モデル上での不正な部材や溶接を検察するために、”検索ツール-不正部材”や”検索ツール-溶接” のレポートテンプレートが準備されております。
プロファイルカタログに登録されていない不正な断面や、部材間の不正な溶接が原因で作業領域が広がっている場合には、これらのレポートを利用することで、確認することができます。
モデルのエラーチェックと修復での確認
モデリングの操作の中で、溶接やカット、コンポーネントオブジェクト等に対してコピーや移動等の繰り返し実施していると、モデル上に矛盾が生じる場合や、不要な点等の情報が残ったままになることがあります。そのままの状態で作業を続けているとモデルに不具合が生じ、作業領域も広がった状態になってしまう場合があります。
メニュー[ツール]>[モデルのエラーチェックと修復]でモデルやライブラリデータベースに不具合がないか確認し、修正してください。
モデルのエラーチェックと修復コマンドについては、テクラ・ユーザーアシスタンス[モデルのエラーチェックと修復]に詳細な説明が記載されております。