柱鉄筋配置(ColumnRebarJP)
柱鉄筋配置コンポーネント マニュアル
対応バージョン:Tekla Structures 19.0以降
コンポーネントバージョン:19.0.2.0、19.1.0.0、20.0.0.0、20.1.0.0、21.0.0.0、160.1.0
1. はじめに
本プログラムはTekla Structures上で動作するコンポーネントです。
本プログラムはモデル上のコンクリート柱部材を指定することによって、主筋、帯筋、副帯筋、軸筋を生成します。鉄筋間隔や曲げ半径など、「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説」をベースにした自動計算機能を持っています。
本プログラムでは基本設計レベルを目的としたものです。プログラムによって生成された個々の鉄筋オブジェクトを直接編集することでさらに詳細な配置を行うことが可能です。
インストールを行うためのインストーラーファイルはTekla Warehouseからダウンロードしてください。
https://warehouse.tekla.com/#/catalog/details/ufc4d96b7-42f1-4cee-bae3-44f84fd8a352
2. 使用方法
Tekla Structuresのコンポーネントの基本的な使用方法につきましては、オンラインヘルプ
ディテール>入門>コンポーネントの基本概念 をご参照ください。
2.1 コンポーネントの実行
コンポーネントカタログを呼び出すと、グループ[プラグイン]の中に、ColumnRebarJPが追加されています。。(21.0と21.1では、名称が"柱鉄筋配置"、2016以降ではRC柱配筋となっています)
コンポーネントカタログ上のサムネイル選択後、配筋を実行するコンクリート部材(柱部材)を選択すると、プロパティダイアログの設定に従い、鉄筋の作成が実施されます。
3. プロパティダイアログ
コンポーネントカタログのサムネイルをダブルクリック、またはコンポーネント実行後にモデル上に表示されるコンポーネントシンボルをダブルクリックすると、コンポーネントのプロパティダイアログが表示されます。
3.1 [主鉄筋タブ]
配置する主配筋 の諸元を定義します。
鉄筋は、柱頭、柱脚部に対して、1段筋、2段筋のXY方向の鉄筋数を指定します。(2段筋を作成しない場合は、本数に”0”を指定します。)
柱頭、柱脚の本数が異なる場合には、下記のルールで外縁側の鉄筋から柱頭~柱脚通し鉄筋と柱頭部のみ(または柱脚部のみ)の鉄筋が決定されます。
♦柱頭<柱脚の場合
柱頭 > 柱脚の鉄筋 柱頭のみ
♦柱頭<柱脚の場合
柱頭 < 柱脚の鉄筋 柱脚のみ
寄せ筋オプションを”はい”に設定した場合、各方向の外縁鉄筋(2本)を寄せ筋として最小鉄筋間隔(粗骨材最大寸法=25mm)で配置します。
柱脚側の鉄筋は、柱脚曲げ定着のオプションを”はい”に設定することで、脚部にL字の定着を設けることができます。
♦定着長を指定していない場合や十分な長さが定義されていない場合は、「8dかつ150mm以上」を満たす条件で定着長を決定します。
♦L定着は、隅角部の鉄筋は45度方向に生成され、その他の面はX軸及びY軸方向に曲げられます。
♦2段筋が定義された場合、2段筋側のL字定着部は、鉄筋の最小鉄筋間隔(粗骨材最大寸法=25mm)を下方方向に確保してから曲げられます。
柱端部については、端部処理として、”処理無し”、”180度フック”、”プレート定着(標準)”または”プレート定着(貫通)”を選択することができ、”プレート定着(標準)”または”プレート定着(貫通)”を選択した場合には、プレート材質を選択することができます。
( デフォルト値 )
[鉄筋サイズ] = "D22” [グレード] = ”SD295A” [名前] = ”主筋”
[頭マーク] = ”R” [開始番号] =”1” [クラス] = ”33”
X本数(1段筋/2段筋) [柱頭] = ”7” [柱脚] = ”7”
Y本数(1段筋/2段筋) [柱頭] = ”5” [柱脚] = ”5”
寄せ筋 [X] = ”いいえ” [Y] = ”いいえ”
[柱脚曲げ定着] = ”いいえ” [定着長] = ”0.0”
[柱頭端部] = “なし” [プレート材質] = “FCD 600-3”
3.2 [コンクリートかぶり厚]
コンクリートのかぶり厚を指定します。
Tekla Structures2016以降では、かぶり厚の設定は設定1、設定2の2種類があり、かぶり厚設定のパラメータを切り替えると、ダイアログ上の表記が変わります。
Tekla Structures21.1以前は設定1のみの機能となります。
設定1
各4面から帯筋までのかぶり厚の設定を行うことが出来ます。
( デフォルト値 )
[Ex1] [Ex2] [Ey1] [Ey2] = "40"
設定2
入力したかぶり厚の値は、鉄筋中心までの距離となります。
4隅の主筋はかぶり厚の値に従って必ず配置され、その他の鉄筋は入力した鉄筋間隔に従って配置されます。
鉄筋間隔は、距離リストとして入力することができます。”3*100”などアスタリスクを区切り文字として、繰り返しの入力を行うことができます。
鉄筋間隔の追い方向で、その間隔値の開始位置を指定します。(左or右、上or下)
設定2の場合、主鉄筋タブの寄せ筋のオプションは適用されません。(寄せ筋なし)
(デフォルト値)
[Ex3] [Ex4] [Ey3] [Ey4] = "70"
[Ex5] [Ex6] [Ey5] [Ey6] = "120"
鉄筋間隔の追い方向="左から"、"上から"
3.3 [帯鉄筋]
帯鉄筋の諸元を指定します。
[帯筋タイプ]を選択することで、帯筋のタイプとして以下の3タイプ及び溶接閉鎖型の計4タイプを選択することができます。
副帯筋の配置
[主鉄筋]タブページ上での鉄筋本数が3以上の場合でかつ、帯鉄筋の本数が2より大きい場合に柱頭及び柱脚部に副帯筋を作成することができます。
ただし[副帯筋タイプ]が”無し”の場合には副帯筋は作成されません。
本数XYが奇数の場合は、自動的にシングルフックと副帯筋オプションで指定した帯筋が適用されます。
( デフォルト値 )
[鉄筋サイズ] = "D10” [グレード] = ”SD295A” [名前] = ”帯筋”
[頭マーク] = ”R” [開始番号] =”1” [クラス] = ”54”
X方向
[柱頭] = ”4” [柱脚] = ”4” [間隔] = “150.0”
Y方向
[柱頭] = ”4” [柱脚] = ”4” [間隔] = “150.0”
[帯筋タイプ] = “Ha形”
[副帯筋タイプ] = “無し” [クラス] = “67”
3.4 [軸筋]
ダイアログ上で指定された鉄筋を用いて柱頭、柱脚部の軸筋を配置します。
配置される軸筋は、入力値(最大9本)を、部材中心軸近傍に、鉄筋の最小鉄筋間隔(粗骨材最大寸法=25mm)を用いて最大3行×3列で配置されます。
( デフォルト値 )
[鉄筋サイズ] = "D25” [グレード] = ”SD345” [名前] = ”軸筋”
[頭マーク] = ”R” [開始番号] =”1” [クラス] = ”33”
[柱頭] = ”0” [柱脚] = ”0”
3.5 [詳細1]
主鉄筋の高さ方向での配置条件を指定します。
本ダイアログ上で指定した値が、主鉄筋、帯鉄筋、副帯鉄筋、軸筋の各鉄筋を配置する際に、「柱頭」及び「柱脚」部の長さとして適用されます。
柱頭~柱脚の境界位置
実行時に選択した部材の始点側及び終点側の参照点の位置(Z座標)に対して、
梁せい(dH1,dH2)を考慮した階高(H0)の中央点に鉄筋径(d)が加味された(15d)位置を柱頭~柱脚の境界位置とします。
下階側の柱上面レベル(Z0) = 柱始点側レベル(Zs) + 下階梁せい(dH1)
上階側の柱下面レベル(Z1) = 柱始点側レベル(Ze) - 下階梁せい(dH0)
階高(H0) = Z1 – Z0
柱脚~柱頭境界のレベル =柱始点側レベル(Zs) + dH1 + 0.5H0 +15d
( デフォルト値 )
[柱頭主筋延長] = "0.0” [柱脚主筋延長] = ”0.0”
[(下階) 梁せい (dH0)] = “0.0”
[(上階) 梁せい (dH1)] = “0.0”
3.6 [詳細2]
帯筋の配置条件を指定します。
実行時に選択した柱部材の始点側参照点及び終点側参照点から帯筋までの位置を指定します。
( デフォルト値 )
[帯筋上端] = "0.0” [帯筋下端] = ”0.0”