スラブ鉄筋配置(SlabRebarJP)
スラブ鉄筋配置コンポーネント マニュアル
対応バージョンTekla Structures 19.0
コンポーネントバージョン:19.0.0.0、19.1.0.0、20.0.0.0、20.1.0.0、21.0.0.0
1. はじめに
1.1 概要
本プログラムはTekla Structures上で動作するコンポーネントです。
本プラグラムはモデル内にコンクリートスラブ部材を指定することによって、標準スラブの主筋および配力筋を生成します。その際、柱列帯・柱間帯ごとに鉄筋サイズ、強度、ピッチ、配置パターンを指定することができます。
ただし、本プログラムでは基本設計レベル、概略配置、概略数量を目的としたものです。このAPIプログラムによって生成された個々の鉄筋オブジェクトを直接編集することでさらに詳細な配置を行うことが可能です。
1.2 動作条件
本プログラムの動作には以下のソフトウエアが必要です
• 本プログラム SlabRebarJPフォルダに含まれるフォルダおよびファイル
• Tekla Structures バージョン17.0以降
• .NET Framework 4.0
通常はTeklaStructuresをインストールすれば.NET Frameworkもインストールされますが、もしインストールされていないようであればマイクロソフトのホームページよりダウンロードおよびインストールを行って下さい。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/netframework/aa569263.aspx
2. 使用方法
Tekla Structuresのコンポーネントに関するの基本的な使用方法につきましては、オンラインヘルプ
ディテール>入門>コンポーネントの基本概念 をご参照ください。
2.1 コンポーネントの実行
コンポーネントカタログからSlabRebarJPを選択し、コンクリート部材を一つ指示することでコンポーネントが実行し鉄筋を生成します。(21.0以降では、名称が"スラブ鉄筋配置"となっています)
コンポーネントカタログのサムネイルをダブルクリックするか、モデル中の青いM字のコンポーネントシンボルをダブルクリックし、プロパティダイヤログを開いてパラメータを変更することができます。
2.2 コンポーネントの親部材
コンポーネントの親部材としてコンクリートスラブ
で作成された部材を指定して下さい。
第1頂点を原点、上から見て第1頂点から反時計回りにひとつ目の頂点をX方向、それに直交する方向をY方向とするローカル座標系にしたがって鉄筋を配置します。このX方向を決める辺は部材(ポリゴンプレート)の基準線と呼びます。
スラブ作成時は頂点をどちら周りで作成しても変わりません。
本コンポーネントでは、スラブの外形は梁を含まない形状を前提にしています。
3. ダイアログプロパティ
※ ()内の値は初期値を示す
3.1 基本タブ
X-上端、X-下端、Y-上端、Y-下端の4層の鉄筋を生成します。それぞれについて、配置タイプ、延長、縁端、鉄筋サイズ、強度、ピッチの入力が可能です。
配置タイプ:下記4タイプのいずれかを選択します。
延長1,2:スラブから突出する長さを、始端側、終端側のそれぞれ指定します。マイナス値も有効です。(15d:D16では240.0mm)
縁端1,2:主筋間隔方向の最初と最後の鉄筋位置を指定します。スラブ面から各々鉄筋中心までの距離です。(50.0mm)
サイズ:主筋サイズ ( D19 )
強度:主筋強度 (SD345 )
ピッチ:主筋間隔 (150.0mm):各層および柱列帯・柱間帯ごとに入力した間隔以下で均等となるように配置します。
柱列帯・柱間帯:
X方向スパンとY方向スパンのうち短い方の長さの1/4を柱列帯として区別します。
3.2 詳細タブ
かぶり厚:上端側、下端側のそれぞれを指定できます。(40.0mm)
鉄筋属性:X方向、Y方向のそれぞれで、名前、頭マーク、開始番号、クラスを指定できます。
名前: (主筋)
頭マーク: (R)
開始番号: (1)
クラス: (38, 40)
4. 自動計算
4.1 スラブ内定着長
スラブ内に定着する鉄筋の定着長は15dとなります。
4.2 ピッチ
柱列帯の入力ピッチA、柱間帯の入力ピッチBのとき、実際のピッチは入力ピッチを超えない値で等分割となるため、A’( ≦ A)、B’( ≦ B)とそれぞれなります。
柱列帯と柱間帯の境界は、入力値A,Bの小さい方のピッチを適用し、その1/2位置に境界線くるよう配置します。
4.3 スラブが矩形以外の場合
スラブが矩形以外の場合も動作します。スラブ部材の基準線をベースにした座標系で、スラブ外形を含む長方形に対して鉄筋を配置します。
本コンポーネントをコンクリートの柱やコンクリートパネルなど、スラブ以外のコンクリート部材に適用させたとき、予想外の場所に鉄筋ができることがありますので、右図のようにシンボルのみできている場合はご注意ください。