ラピッドビルディング
ラピッドビルディング マニュアル
1. はじめに
本ツールはダイアログ上で定義した条件にしたがって、矩形のビル構造の部材配置を行うツールになります。
ダイアログ上では、通芯間隔、階高、柱及び梁の寄りと継手位置等の最低限の情報を定義することで、柱、大梁の主構造を自動配置します。
2. 操作方法
2.1 アプリケーションの起動
メニュー[ツール]>[マクロ]からマクロダイアログを呼び出し、ダイアログ上のマクロ一覧より"ラピッドビルディング"を選択後、[実行]ボタンで起動します。
2.2 基本条件の入力
アプリケーションが起動すると、ビルの基本条件を定義するダイアログが表示されます。
基本条件の入力と確認後、詳細編集をするために[データ生成]ボタンを選択すると、基本情報が確定し、新しいタブが三つ追加されます。
階名、各階のスラブ厚や節の有無、オフセット、継手位置等については詳細設定画面で階毎に調整することができます。
2.2.1 地下階数 ペントハウス階数
[地下階数]及び[ペントハウス階数]を入力します。地下とペントハウスの階数は階名の自動決定に利用されます。
自動決定された階名は [プレビュー]ボタンで確認することができます。
また、地下階数が設定されている場合には、基準線およびモデルを作成するときに、地下階数に相当する分、マイナスZ方向に移動します。
地下及びペントハウスがない場合には、入力値として空白または0を設定します。
2.2.2 標準スラブ厚
[標準スラブ厚]は各階における既定のスラブ厚として利用されます。
[節の標準オフセット]と[節の基準階名]で指定される節位置にも、標準スラブ厚が加味されます。
2.2.3 節の標準オフセット
階高(Z値)に対する柱の継手位置を定義します。
2.2.4 標準継手位置
[標準継手位置]で大梁の標準継手位置を設定します。
2.2.5 通りと階
X通りとY通りのスパンおよび階高をmm単位のリストで入力します。リストにはn*xxxxという記入も可能です。
2.3 階情報
[基本条件]タブ上で[データ生成]ボタンを選択すると、[階情報]、[X通り]、[Y通り]の3つのタブページが生成されます。
[階情報]タブでは階の情報を個別に編集することができ、階名、階高、節の有無、節のオフセットおよびスラブ厚をテーブル形式で設定することができます。データを編集すると、プレビューが自動的に更新されます。
2.3.1 階名
[基本条件]で定義された地下階数とペントハウス階数等からシステムが自動的に生成した階名が表示されます。ユーザー側で任意の名称に変更できます。
2.3.2 階高
[基本条件]の[Z(階高)]で定義した情報が階毎に表示され、ユーザー側で任意の値(実数値)に変更できます。
2.3.3 節
節の有無を指定します。ユーザー側でON~OFFを調整することができます。
2.3.4 節オフセット
[基本条件]の節の[標準オフセット]で設定した値が表示され、ユーザー側で任意の値(実数値)に変更できます。
2.3.5 スラブ厚
[基本条件]の節の[標準スラブ厚]で設定した値が表示され、ユーザー側で任意の値(実数値)に変更できます。
2.4 X・Y通り
[X通り]及び[Y通り]タブでは通り情報を個別に編集でき、各通りの名前、スパン、寄りおよび寄りのオフセットをテーブル形式で設定することができます。さらに次の通りとの間に配置する梁の始端と終端継手位置を指定することもできます。(0に設定するとブラケットなしとなります。)
データを編集すると、プレビューが自動的に更新されます。
2.4.1 名前
[基本条件]の[X(スパン)]、[Y(スパン)]で指定したスパンに応じてシステムが自動的に生成した名称が表示されます。ユーザー側で任意の名称に変更できます。
2.4.2 スパン
[基本条件]の[X(スパン)]、[Y(スパン)]で指定したスパンが表示されます。ユーザー側で任意の値(実数値)に変更できます。
2.4.3 寄り、オフセット
部材の基準とオフセット量を指定します。初期値としては、それぞれ"中"、”0”で設定されますが、ユーザー側でオプションの変更や任意の値(実数値)に変更できます。
2.4.4 始端側継手、終端側継手
通り芯からのブラケット長を始端側と終端側でそれぞれ指定します。[基本条件]の[標準継手位置]の値が表示されますが、ユーザー側で任意の値(実数値)に変更できます。
ブラケット無しの場合には”0”を指定します。
2.5 基準線と基本モデルの作成
すべての情報入力が終わって確認ができていれば、基準線および基本モデルの作成ができます。基準線の作成および基本モデルの作成をするにはTekla Structuresが起動されてモデルが開いている必要があります。
基準線を作成するには基準線の作成をクリックします。モデル上に基準線が新しく作成されます。
基本モデルを作成するには基本モデルの作成をクリックします。階数およびスパン数によって基本モデルの作成には少々時間がかかる場合があります。基本モデル作成が終わると確認のダイアログが表示され、モデルビュー上に部材が表示されます。