単品図・製品図の複製(新しいシート番号の図面の作成)
Tekla Structuresでは、基本的には1つの製品マーク、部材マークに対して1つの製品図、単品図が作成されます。ただし、部材、製品に対して、図面内の体裁や表現が異なる図面が複数枚必要となる場合があります。例えば製品の承認用図面と製作用図面を作成するような場合です。
図面プロパティのシート番号を変更することで、1モデル内で同じ部材マークを持つ部材、同じ製品マークを持つ製品に対して複数枚の図面を作成し、図面リストで管理することができます。それぞれの図面は独立しており、個別のプロパティを指定することができます。
このシート番号の機能は単品図、製品図に対応しており、一般図には対応していません。
Tekla Structures 19.1から、この同じ部材、製品に対する複数枚の図面をより容易に作成するコマンドが追加されました。
初期段階では単品図プロパティ、製品図プロパティのシート番号は”0”となっています。この設定で図面を作成すると、図面リスト内の”図面マーク”行にはその部材、製品のマークが表示されます。一度図面を作成すると、再度モデル上で図面作成を行っても、既にその部材、製品に対する図面が存在するため、作成は行われません。
19.1以前のバージョンで、上記部材に対する図面を複数枚作成する場合には、図面プロパティでシート番号を0から異なる番号に変更して既定値とし、図面作成のコマンドを実行します。作成された図面には、図面リストの図面マークの行に、製品マーク、部材マークの後に図面プロパティで入力したシート番号が表示された図面が作成されます。下図はシート番号を1として図面を作成した場合です。
上記の手順では、新規に図面が作成されます。例えばシート番号”0”の図面で、様々なレイアウトの調整や寸法の追加等の修正を行ったとした際に、その変更内容はシート番号1の図面には反映されません。
19.1以降では、元図を指定し、その図面に対して異なるシート番号の図面を新規に作成することができます。その際に、元図の編集内容は全て引き継がれます。
図面リストから元図となる図面、つまり1部材、1製品に対してもう一枚作成したい図面を選択します。リスト上で右クリック → 図面の作成 → 新しいシートにコピー を実行すると、その図面に対するシート番号1の図面が自動的に作成されます。作成された図面の”変更内容”行には複製図面のフラグが表示され、この図面は元図のレイアウト等が複製されて全く同じ内容となります。
シート番号は1番から順に作成されますが、この番号は作成後に図面プロパティから任意の番号に変更することが可能です。