部材リスト図設定
部材リスト図 図面設定 マニュアル
1. はじめに
一般図において必要とされる部材リストを表示させる際に、柱、大梁、小梁それぞれに対して特定の情報を入力しておくことで、リストとして表示させる情報を容易に制御することができます。
部材リストのレイアウトファイルやテンプレートファイル等について、その仕組みや部材に入力する情報について説明します
2. インストールと準備
本図面リストを作成するための設定・ツールとして以下が公開されております。
拡張ツールについては、Tekla Warehouseからダウンロードしてください。
♦レイアウトファイル
C:\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<バージョン>\Environments\Japan\General\drawing_settings
部材リスト図.lay 一般図図面レイアウトファイル
♦テンプレート/レポートファイル
C:\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<バージョン>\Environments\Japan\General\template
Girder.tpl 大梁用図面テンプレートファイル
Column.tpl 柱用図面テンプレートファイル
Beam.tpl 小梁用図面テンプレートファイル
Girder.xml.rpt 大梁用レポートファイル
Column.xml.rpt 柱用レポートファイル
Beam.xml.rpt 小梁用レポートファイル
レポートファイルでは図面リスト上ではなく、図面リスト上に表示されるものと同じ内容のレポートファイルをXML形式(Excelで表示)として出力を行うことができます。
♦拡張ツール 大梁部材リスト用属性情報補完ツール
3. 柱部材リスト
3.1 部材情報、階情報の入力
モデル上に配置してある柱部材に対して、部材の情報とどの階にその部材が配置されているのかの情報を入力します。
部材プロパティからユーザー定義情報の入力ダイアログを表示させ、パラメータ[UD]タブの”部材種別”に”柱”、”階”にその部材の配置されている階情報を入力します。
3.2 図面のユーザー定義情報
作成する伏図の一般図プロパティで、図面のユーザー定義情報のパラメータ[UD]タブにある”ユーザー情報1”に、作成する階の一つ下の階の名称を入力します。
これは、モデル上のビューを一般図として落とし込んでいきますが、その際にそのビューには、上の階の柱と下の階の柱両方が表示されます。ですが、リスト上で必要とされる部材は下の階の柱となるため、その制御をおこなうための情報として入力します。
3.3 柱部材リストのテンプレート(Column.tpl)
このテンプレートはユーザー定義情報の”部材種別”に”柱”と入力されている部材のみを対象として集計を行います。また、部材のユーザー定義情報の”階”に入力されている情報と、図面のユーザー定義情報の”ユーザー情報1”に入力されている情報が一致した部材のみ、集計を行います。
4. 大梁部材リスト
4.1 部材情報の入力
モデル上に配置してある大梁部材は、スプライスジョイントで接合された複数部材で構成される場合があります。左端/中央/右端の断面が異なると、それぞれの断面情報を部材リストに表示させる必要があります。部材リストに表示させる情報を、大梁部材のユーザー定義情報のパラメータ[UD]タブの各項目に入力します。
これらの情報の入力を補完する拡張ツールとして、"大梁部材リスト用属性情報補完ツール"を公開しています。
このツールを使用すると、作成されている梁端部のハンチ形状やスプライスジョイントの継手コードなどから、必要となる情報が自動的に部材に入力されます。
このツールの使用方法については、テクラ・ユーザー・アシスタンスの以下の記事を参照してください。
このツールを活用すると、以下のユーザー定義情報が自動的に入力されます。
- 部材種別
- 階
- 左端 断面
- 左端 材質
- 左端 継手コード
- 中央 断面
- 中央 材質
- 右端 断面
- 右端 材質
- 右端 継手コード
- 中央 継手コード
4.2 大梁部材リストのテンプレート(Girder.tpl)
大梁部材リストは、カスタムコンポーネントで作成された大梁部材の中央部材に入力されている情報を元に表示を行います。
このテンプレートはユーザー定義情報の”部材種別”に”大梁”と入力されている部材のみを対象として集計を行います。この情報は、カスタムコンポーネントで作成した大梁については、中央部材に自動的に入力されます。
出力行のケースとして、
- 大梁が全断面同一プロファイルを使用する場合(3部材とも同一及び1部材のみで配置)
- 左端と右端が同一プロファイルで、中央プロファイルが異なる場合
- 左端と中央が同一プロファイルで、右端プロファイルが異なる場合
- 右端と中央が同一プロファイルで、左端プロファイルが異なる場合
- 全てのプロファイルが異なる場合
が考えられますが、このテンプレートでは全てのケースに自動対応しています。
左端及び右端の部材情報は、それぞれの部材からではなく、中央部材に入力されているユーザー定義情報から出力を行います。ですので、部材サイズを変更する場合には、直接端部材を変更すると中央部材のユーザー定義情報は変更されませんので、必ずカスタムコンポーネントから変更を行う必要があります。
5. 小梁部材リスト
5.1 部材情報の入力
モデル上に配置してある小梁部材に対して、部材の情報を入力します。
部材プロパティからユーザー定義情報の入力ダイアログを表示させ、パラメータ[UD]タブの部材種別に”小梁”と入力します。また、継手コードとして、左端継手コードにリスト上で表示させたいコードを入力します。
5.2 小梁部材リストのテンプレート(Beam.tpl)
このテンプレートはユーザー定義情報の”部材種別”に”小梁”と入力されている部材のみを対象として集計を行います。
6. 図面作成時のレイアウト
部材リスト図を作成する際のサンプルレイアウト(一般図用)が用意してあります。一般図を作成する際にレイアウトを"部材リスト"、テーブルレイアウトを"a1_建築系"として設定してください。