6mm換算長集計ユーザーマニュアル

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6mm溶接換算長集計 ユーザーマニュアル

1. 概要

本レポートは、Tekla Structuresモデルから、鉄骨溶接延長換算表(日本鉄骨建設協会)に準じた溶接延長(6mm換算長)を算出するレポートです。

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Extension17-01.png

2. 必要な環境

• Tekla Structures バージョン19.0以降
• Microsoft Excel(エクセル) 2013 ~ 2003

3. 実行方法

Tekla Structuresを起動し、レポートを作成したいモデルを開いて下さい。モデルフォルダ内にExcelファイル"WeldLengConvTable.xls"をコピーします。このファイルはTekla Warehouse よりダウンロードして頂けます。

 

3.1 溶接オブジェクト

溶接プロパティの特別指示のフィールドに溶接換算符号を入力します。集計対象とするすべての溶接オブジェクトに入力する必要があります。鋼管柱-梁仕口部コンポーネントで生成される溶接(16.1SR1に搭載される予定です)以外は手動で入力する必要があります。
溶接換算符号とは溶接のタイプとサイズの両方の意味を持つ記号です。詳しくは溶接換算符号の項をご覧ください。

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Extension17-03.png

3.2 レポート生成

レポートダイアログから”6mm溶接換算長集計.xml”を選択しレポート作成して下さい。本レポートは部材マークや製品マークが含まれるため、事前にナンバリングを行っておいて下さい。

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Extension17-04.png

モデルのReportsフォルダに6mm溶接換算長集計.xmlファイルが生成されます。
レポートのオプションタブでレポートの表示方法を「外部アプリケーション」、レポートを表示するを「はい」にしておくと、自動的にExcel(エクセル)が起動しこのファイルを開きます。

3.3 結果の表示

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表の一部の数値が上図のように #N/A と表示されることがあります。
このときは、表の上部にあるセキュリティの警告 にあるオプションボタンを押して、

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Extension17-06.png

このコンテンツを有効にする を選択し OK ボタンを押して下さい。
 

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Extension17-02.png

生成されたレポートファイルが、先にモデルフォルダにコピーしておいた換算テーブルファイル(WeldLengConvTable.xls)を参照し、換算値を取得します。この処理に対して警告が出されます。

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Extension17-07.png

表内の数値が正しく表示されます。
数値が正しく表示されない(#N/Aのまま)場合には、表示されている溶接換算符号が換算テーブルファイルに定義されているかを確認してください。

4. 鋼管柱-梁 仕口部(21) コンポーネント

鋼管柱-梁 仕口部(21) コンポーネントではダイヤフラムと柱の溶接に対して溶接換算符号を付加する機能がございます。

使用方法:
1. 溶接換算符号を使用を「はい」にします。
2. 各溶接(1~6)の開先角度サイズを選択枝から選んで下さい。

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Extension17-08.png

5. 計算の仕組み

溶接換算符号   溶接オブジェクトから取得
実長                溶接オブジェクトから取得
員数                溶接オブジェクトから取得
換算係数         溶接換算符号からテーブルファイルを参照して取得
6mm換算長      実長×換算係数
換算長計          6mm換算長×員数
本レポートでは溶接オブジェクトが持っている溶接タイプや溶接サイズなどの情報は使用しません。 溶接換算符号が入力されている特別指示と溶接長のみを使用して出力を行います。

5.1 溶接換算符号
5.2 概要

溶接換算符号とは溶接オブジェクトの特別指示に入力する、溶接タイプとサイズを示す文字列です。以下の表のように換算定義ファイル“WeldLengConvTable.xls”にて定義されています。ハイフン’‐’の前が溶接タイプを後がサイズ(板厚)を表しています。
 

溶接換算符号 換算値
F-5 0.7
F-6 1.0
F-7 1.4
F-8 1.8
F-9 2.3
F-10 2.8
F-11 3.4
F-12 4.0
F-13 4.7

 

ABT35G8-6 3.2
ABT35G8-7 3.9
ABT35G8-8 4.6
ABT35G8-9 5.4



F-5:隅肉溶接でサイズが5mm
ABT35G8-6:T継手レ形開先(裏当金付開先角度35°ギャップ8mmで板厚6mm

 

 

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5.3 溶接換算符号頭マークについて

溶接換算符号頭マークは換算定義ファイルで下表のように定義されています。章番号、溶接内容、分類は鉄骨溶接延長換算表(日本鉄骨建設協会)に準じています。この頭マークは換算テーブルファイルを編集して任意の文字列に変更することができます。
 

章番号 溶接内容 分類 溶接換算符号頭マーク
1 隅肉溶接   F
  両面隅肉溶接   DF
2.1 I形開先-突合せ継手   I
2.2 I型開先(裏当金付)-突合せ継手   IB
2.3 I形開先-T継手   IT
2.4 I形開先-かど継手   IL
2.5 I形開先(裏当金付)-かど継手   IBL
2.6 V形開先-突合せ継手   V
2.7 V形開先(裏当金付)-突合せ継手   VB
2.8 X形開先-突合せ継手   X
2.9 レ形開先-突合せ継手   A
2.10(1) レ形開先(裏当金付 開先角度:25°,30°)-突合せ継手 θ=25° AB25
  レ形開先(裏当金付 開先角度:25°,30°)-突合せ継手 θ=30° AB30
2.10(2) レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-突合せ継手 G2=7 AB35G7
  レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-突合せ継手 G2=8 AB35G8
  レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-突合せ継手 G2=9 AB35G9
2.10(3) レ形開先(裏当金付 開先角度:45°)-突合せ継手 G2=6 AB45G6
  レ形開先(裏当金付 開先角度:45°)-突合せ継手 G2=7 AB45G7
2.11 レ形開先-T継手   AT
2.12(1) レ形開先(裏当金付 開先角度:25°、30°)-T継手 θ=25° ABT25
  レ形開先(裏当金付 開先角度:25°、30°)-T継手 θ=30° ABT30
2.12(2) レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-T継手 G2=7 ABT35G7
  レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-T継手 G2=8 ABT35G8
  レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-T継手 G2=9 ABT35G9
2.12(3) レ形開先(裏当金付 開先角度:45°)-T継手 G2=7 ABT45G7
  レ形開先(裏当金付 開先角度:45°)-T継手 G2=8 ABT45G8
2.13 レ形開先-かど継手   AL
2.14(1) レ形開先(裏当金付 開先角度:25°、30°)-かど継手 θ=25° ABL25
  レ形開先(裏当金付 開先角度:25°、30°)-かど継手 θ=30° ABL30
2.14(2) レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-かど継手 G2=7 ABL35G7
  レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-かど継手 G2=8 ABL35G8
  レ形開先(裏当金付 開先角度:35°)-かど継手 G2=9 ABL35G9
2.14(3) レ形開先(裏当金付 開先角度:45°)-かど継手 G2=7 ABL45G7
  レ形開先(裏当金付 開先角度:45°)-かど継手 G2=8 ABL45G8
2.15 K形開先-突合せ継手   K
2.16 K形開先-T継手   KT
2.17 K形開先-かど継手   KL
2.18 エレクトロスラグ溶接継手   ELE
2.19 斜め継手 α=60° S60
2.19 斜め継手 α=75° S75
2.20 斜め継手(裏当て金付) α=30° SB30
  斜め継手(裏当て金付) α=45° SB45
  斜め継手(裏当て金付) α=60° SB60
3.1 V形開先-突合せ継手   PV
3.2 レ形開先-突合せ継手   PA
3.3 レ形開先(裏隅肉溶接有り)-T継手   PAFT
3.4 レ形開先(裏隅肉溶接無し)-T継手   PAT
3.5 レ形開先-かど継手 α=45° PAL45
  レ形開先-かど継手 α=50° PAL50
3.6 レ形開先-T継手 α=45° PAT45
  レ形開先-T継手 α=50° PAT50
3.7 レ形開先(異形隅肉溶接)-T継手   PADT
3.8 斜め継手   PS
4 フレア溶接   FLA
  フレア溶接   FLA2

6. 注意事項他
6.1 溶接サイズ

溶接オブジェクトのサイズはレポート出力に使用されません。これは、鉄骨溶接延長換算表でのサイズが溶接のサイズである場合と板厚である場合の両方があるのに対して、TeklaStructures側では板厚を自動的に溶接オブジェクトのサイズに取得するという機能がないためです。そのため、本レポートでは溶接換算符号より溶接のサイズを取得します。

6.2 溶接記号(図面)

溶接換算符号で溶接タイプやサイズなどを特定するため図面で表示される溶接記号と一致しないことになります。溶接オブジェクトの各プロパティを合わせることで、一致させることはできますが、手間がかかります。

6.3 換算テーブルファイル

換算テーブルファイル(xls)は編集可能です。通常使う溶接の種類が少ない場合、溶接換算符号をもっとシンプルなものに書き換えることで、溶接オブジェクトに入力する文字列を少なくすることが可能です。
生成されるレポートファイルはこのテーブルファイルの1列目を上から検索し、一致した文字列の行の2列目の値を溶接延長の換算値として用いるという処理を行っています。
換算テーブルファイルは同じ名前でかつExcel2003形式で保存して下さい。(ファイル名は固定です ”WeldLengConvTable.xls”)

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