隣接基準線と方位マーク
隣接基準線と方位マーク マニュアル
対応バージョン:Tekla Structures19.0以降
1. 機能概要
隣接基準線と方位マークを使うことで、図面上の製品の位置情報として隣接する基準線や方位を製品図の基準線上に追加することができます。
2. 使用条件
Tekla Structuresのバージョン: 19.0以降
.NET Frameworkのバージョン: 4.0
環境: 日本、Default他
言語: 日本語、英語他
3. 使用方法
アプリケーションの使用方法
1. Tekla Structures上で作成した図面を開きます。
【注意事項】選択した図面は基準線が表示されている必要があります。
2. メニュー[ツール] > [マクロ]を選択し、マクロダイアログを呼び出します。
3. ダイアログ上のマクロリストから 「隣接基準線と方位マーク」を選択し、[実行]ボタンを選択します。
4. [隣接基準線と方位マーク]のダイアログが表示されます。
5. [隣接基準線と方位マーク]ダイアログ上の設定を確認します。
6. [作成]ボタンを選択します。
♦[ラベルの種類]オプションが”隣接基準線”の場合
♦[ラベルの種類]オプションが”方位マーク”の場合
♦[ラベルの種類]オプションが”両方”の場合
4. アプリケーションのプロパティ
4.1. ラベルの種類
| フィールド | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ラベルの種類 | 図面上に追加されるラベルの種類を定義します。 ♦隣接基準線 隣接する基準線の情報が追加されます。 ♦方位マーク 方位マークが追加されます。 ♦両方 隣接する基準線と方位マークが追加されます。 |
隣接基準線 |
4.2. 引出し線
♦色
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
Image
|
デフォルト |
| 無し | |
| 黒 | |
| 赤 | |
| 緑 | |
| 青 | |
| シアン | |
| 黄色 | |
| マゼンダ | |
| 茶 | |
| 濃い緑色 | |
| 紺青 | |
| 青緑 | |
| オレンジ | |
| グレー |
♦タイプ
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
Image
|
デフォルト |
| 無し | |
|
Image
|
実線 |
|
Image
|
鎖線 |
|
Image
|
破線 |
|
Image
|
一点鎖線 |
|
Image
|
点線 |
|
Image
|
二点鎖線 |
|
Image
|
一点破線 |
4.3. ラベルのオフセット
| フィールド | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| 隣接基準線 | 作成する隣接基準線マークの図面上で水平、垂直方向の位置を指定します。 本設定は[ラベルの種類]が”方位マーク”の時はこのフィールドは無効になります。 |
X = 0mm Y = 10mm |
| 方位マーク | 作成する方位マークの図面上で水平、垂直方向の位置を指定します。 本設定は[ラベルの種類]が”隣接基準線”の時はこのフィールドは無効になります。 |
X = 0mm Y = 10mm |
4.4. 方位マークのラベル
[ラベルの種類]が”隣接基準線”の場合には、このフィールドは無効になります。
| フィールド | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| 北 | 北方向の方位マークを定義します。 | North |
| 南 | 南方向の方位マークを定義します。 | South |
| 東 | 東方向の方位マークを定義します。 | East |
| 西 | 西方向の方位マークを定義します。 | West |
4.5. テキスト
♦色
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
Image
|
デフォルト |
| 無し | |
| 黒 | |
| 赤 | |
| 緑 | |
| 青 | |
| シアン | |
| 黄色 | |
| マゼンダ | |
| 茶 | |
| 濃い緑色 | |
| 紺青 | |
| 青緑 | |
| オレンジ | |
| グレー |
♦高さとフォント
| フィールド | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| 高さ | テキストの高さを定義します。 | 基準線のテキストの高さ |
| フォント | テキストのフォントを定義します。 | 基準線のフォント |
♦枠
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
Image
|
デフォルト |
|
Image
|
タイプ1 |
|
Image
|
タイプ2 |
|
Image
|
タイプ3 |
|
Image
|
タイプ4 |
|
Image
|
タイプ5 |
|
Image
|
タイプ6 |
|
Image
|
タイプ7 |
|
Image
|
タイプ8 |
|
Image
|
タイプ9 |
♦ラベルの位置
| フィールド | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| デフォルト | デフォルト設定(上、左)の方向にマークが作成されます。 | On |
| 上側 チェックボックス |
上方にマークが作成されます。 デフォルトが選択されている場合には無効になります。 |
Off |
| 左側 チェックボックス |
左側にマークが作成されます。 デフォルトが選択されている場合には無効になります。 |
Off |
| 下側 チェックボックス |
下方にマークが作成されます。 デフォルトが選択されている場合には無効になります。 |
Off |
| 右側 チェックボックス |
右側にマークが作成されます。 デフォルトが選択されている場合には無効になります。 |
Off |
6. コマンドボタン
| フィールド | 説明 |
|---|---|
|
Image
|
[テキスト]及び[ラベルの位置]設定の表示/非表示を指定します。 |
| [作成] | ダイアログ上で指定された設定に基づき、マークの作成を実施します。 |
| [削除] | 図面に作成されたマークを全て削除します。 |
| [キャンセル] | このアプリケーションを終了します。 |
7. 補足情報
♦隣接基準線と方位マークで[作成]ボタンを選択すると、Tekla Structures上で表示されている図面上で、基準線が表示されているすべての図面ビューに対して、隣接する基準線や方位マークが作成されます。
隣接する基準線や方位マーク線及びテキストで作成されますので、不要なビューは作成後、手動で削除する必要があります。
♦隣接基準線と方位マークで[削除]ボタンを選択すると、Tekla Structures上で表示されている図面上の、隣接基準線や方位マークがすべて削除されます。
♦基準線のラベル名変更や基準線の追加には自動的に追随しませんので、モデル上で基準線を更新した場合には、再作成する必要があります。
◆挿入された隣接基準線や方位マークがずれて表記される場合、テキスト及びシンボルオブジェクトの[位置]オプションを調整することで、ずれずに挿入することができます。詳しくは、「図面上で、拡張ツールや2Dライブラリを使った際にシンボルやテキストの位置がずれて作成されてしまう場合」でご確認ください。