RC 造(鉄筋コンクリート造)の鉄筋の定着

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早わかりFAQ-モデリング-RC造（鉄筋コンクリート造）の鉄筋の定着.zip387.75 KB

Q.
RC造(鉄筋コンクリート造)の梁などの鉄筋の定着方法を教えてください。

A.
鉄筋の定着は、[鉄筋]または[鉄筋グループ]の作成コマンドのプロパティを使用する方法と、定着の形状を指定する方法があります。柱、梁、床、壁等の定着はすべて同様のコマンド操作になります。

【鉄筋作成の概要】
[ディテール]>[鉄筋の作成]>[鉄筋]または[鉄筋グループ]を「Shift」キーを押しながら選択、またはアイコンをダブルクリックして鉄筋プロパティを開きます。
※鉄筋コマンドを実行するには必ずコンクリート部材が必要です。
※鉄筋配置時に部材の角をピックするには、スナップツールバーの「幾何線・点にスナップ」をONにします。

<鉄筋プロパティを使用して鉄筋の曲げ定着を作成する>
鉄筋の定着は「鉄筋プロパティ」ダイアログの[フック]の「パターン」から選択し設定します。

フックなし,標準90度,標準135度,標準180度

鉄筋のカタログで定義されている値が適用されます。(入力項目は記入できません)。鉄筋が一方向のみに曲がって作成されます。

カスタムフック

角度・半径・長さのダイアログに任意の値を記入することができます。

例)角度にマイナス値をいれると標準角度と逆方向に曲げられます。

<定着の形状を指定して作成する>
フックでは角度の設定で上下方向のみにしか曲げを作成することができませんので、曲げ定着を任意の方向に作成する場合はプロパティの設定ではなく、鉄筋作成時に定着の形状まで踏まえて、鉄筋の形状を作成します。

例)柱脚部の定着方法

[鉄筋]プロパティを表示します。
「一般」タブで鉄筋のサイズを設定し、「フック」項目(定着部の形状)を「フックなし」に設定、「かぶり厚」項目をすべて0に設定後、「既定値に設定」または「OK」ボタンを押します。
コンクリート柱を選択後、コンクリート部材の角等に主筋形状(図1,2,3)をクリックし、ホイールボタンを押して主筋を配置します。

※「かぶり厚」項目内の「作業面上」と「平面から」フィールドを0(ゼロ)に設定する事で、マウスでピックした位置に主筋の参照点が配置されます。こうする事で、帯筋(フープ筋)の内側に主筋を配置する際に、「移動(平行)」コマンドを使用した移動が容易になります。
また、「参照点1、2」フィールドを0(ゼロ)に設定する事で、マウスでピックした位置に主筋の端部位置となる参照点が配置されますので、複数点を指示しての定着部作成や定着長さの変更等が容易になります。

配置した主筋を「移動-(平行)」や「コピー-(平行)」コマンドを使用して、移動し配置します。

カテゴリー: モデリング